川原さんぽ紀行

川原散策が大好きで水面をずっと見ていられる水タイプの管理人による雑記。さんぽ界のブルーオーシャンを歩む。

仕事への意味合いを求めてしまう「乾けない世代」にモチベーション革命

モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書NewsPicks Book)
尾原和啓 著 を読みました。
 

仕事への意味合いが気になりモチベーションを上げられず悩んでいた「乾けない世代」の私に対して、自己理解の方法とモチベーションを与えてくれた頼もしい本です!

仕事への向き合い方に何かモヤモヤする、いまいちモチベーションが湧かない、そんな方にぜひおすすめしたい本です。

 

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出世するため、お金のため、モテるため、美味しい食事やワインをたしなむために、人生丸々仕事に捧げる上司を見て、「自分はこうはなれない」「自分はこうはなりたくない」と思ったことはないでしょうか。

<中略>

生まれたころから既にに何もかもが揃っていたので、物や地位などを欲して頑張ることはない。埋めるべき空白が、そもそもないのです。

そう、あなたには生まれたときから「ないもの」がない。だから何かが欲しいと「乾けない」。

だから、あなたの世代のことを「乾けない世代」と呼ぶことができます。

(はじめに より)

 

 

どうでしょう、「あぁ、自分も同じような考え方の乾けない世代だ。」という方は多いと思います。

 

現在約30歳の私自身まさに典型的な「乾けない世代」だと思っています。自社の製品をいかに技術的に突き詰め、お客様や社会に貢献することに強い意味合いを感じますが、仕事の内容によってはこれをするとどんな意味があるのかといちいち考えてしまい、モチベーションが湧かないことがあります。

 

また、自分と上の方々とのモチベーションに対するギャップも感じることがあります。例えば、飲み会で上の人たちの仕事論を聞いていて、「すごいなぁ」と思うけれどもどうも自分の考えにしっくりこない、という感じに。

上司が高いモチベーションでバリバリ仕事をしていく中、私は仕事の意味合いが気になりモチベーションが十分に湧かない自分を情けなく感じていました。

 

加えてこれだけ変化する時代にモチベーションの迷子になりながら同じ仕事を続けている自分への疑問もありました。

 

そんな中でいくつかのビジネス本を読み漁り、この本に出会いました。印象に残ったことと感想を書いていきたいと思います。

 

この本では今の30歳前半くらい以下の世代を「乾けない世代」と表現していますが、著者の「乾けない世代」への解体が非常に上手いです。読みながら思わず「そうだそうだ!」とうなずいてしまいました。自分がなんでモヤモヤした日々を送っていたのか理解するのに非常助かりました。

 

そして上の世代一緒に会社で働く以上、自分がより良い環境で働くには「乾けない世代」としての価値観から目を背けるのでなく、「自分のトリセツ」を作って自己理解をし、上の世代と理解し合う必要があると感じました。

 

最も印象に残ったのは、いかに自分の人生における好きなことを仕事「ライフワーク」とするための著者のアドバイス

 

「ライスワーク」を、「ライフワークに自分が没頭できるためのお金と時間とリソースを生み出すもの」と捉えてもいいでしょう。

それくらい割り切って、平日は目の前の仕事に集中して、お金を稼ぐ。そして、帰宅後や週末になったら「ここからはライフワークの時間だ」と切り替え、好きなことや自分が得意なことに時間を投資し、磨いていく。

そうしていくうちに「好き」が「得意」になり、「お金」になり、「世界が求めること」と合致したとき、4つの点が重なり、「生きがい」で稼げるようになっていきます。

 

 

私も著者と同じように「人生100年の時代」、かつ「変化の時代」といわれている今、食べていくための仕事だけをひたすら続けていくには長すぎるし、変化の時代に何も変化をしようとしないのはリスクだと思っています。

 

ですが、正直なところ今すぐに何か人に価値を与えられるような仕事をできるかといったらそれはないでしょう。なので、このアドバイスにあるように日々コツコツと自己投資していきます。なんたってコツコツが浮かばれる時代ですから。

 

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(本文No. 1281より)

 

まずは、目前の仕事に絶対集中し時間を作り、ライフワークのためにコツコツと自己投資を継続し自分の偏愛を追求すること。これをしっかり実践していこうと思います。

 

 

では!